2024.11.15花屋敷ハイツ
物件情報
今回のヴィンテージマンションは大阪を少しだけ飛び出して兵庫県川西市へとやってきました。大阪ではありませんが、北摂エリアにお住まいの方であれば川西市も馴染みのあるエリアかと思います。本日紹介するマンションは、ヴィンテージマンションを探していてその外観や佇まいに一目惚れし、個人的にすごく楽しみにしていたマンションです。
住所:兵庫県川西市寺畑2-4-4
築年月:昭和43年5月
建物構造:RC造地上5階建
施工会社:株式会社竹中工務店
私がこのマンションに惚れた理由は、ずばりリゾート感。マンションを構成する外階段がそのまま住居ベランダまで延びている動的なデザインと、少しくすんだ白で塗装された外観の色味、そして景色を堪能できるよう目一杯まで広げられた窓が異国感漂う雰囲気を醸し出しています。シンプルだけれども他のマンションとは違う、余裕のある感じが堪りません。
そう思わせる要因の一つが、ここが第一種低層住居専用地域という用途地域であることが関係しているのだと個人的に思います。高さ制限が厳しいために総戸数もわずか30戸と少なく、この限定的な戸数であることが余裕を感じさせています。
エレベータは無く階段での上り下りとなりますが、それすらもこのマンションに住む特権として受け入れられるような、特別な空気があります。昭和当時のまま受け継がれてきたこの玄関も、これが良いと言わんばかりに今もなおマンションの一部として存在感を示しております。
室内はフルリノベーションされており、これから住む人にとって快適な空間に仕上がっております。そして特筆すべきがこの陽当たりと眺望。これらの要素はいくら内装をキレイにしたとしても変えられないものですから、いわばマンションのポテンシャルとも言える部分です。広い南向きの窓から陽が多く差し、バルコニーからは高台にいることを再確認させる抜けた景色。まさにリゾートに来たような気持ちよさがここにはあります。
(各戸専用のトランクルーム)
(マンションの敷地内には緑が多く、しっかりと管理されている印象)
(一歩出ると、阪急電車が見えます)
また、阪急宝塚線雲雀丘花屋敷まで徒歩2分という近さも、このマンションを語る上では欠かせません。アクセス・景色・佇まいと、どれをとっても抜け目のない花屋敷ハイツ。こういうマンションに住めるタイミングに部屋探しをしている人は、つくづくラッキーだなと思います。せっかく買うなら、こんなヴィンテージマンションも候補の一つとしてみてください。