箕面市牧落

「箕面でこんな価格の戸建物件があったのか」と期待と不安を抱きながら物件へ向かっている道中、なかなかの道の細さに（低価格の）納得感があったのを覚えています。場所は箕面市牧落ですが、この道を日常的に通っているのはおそらく牧落民の1パーセントもいないんじゃないかなと思います。それぐらい裏路地です。

古家あり

そんな裏路地を進んだ先にあるこちらの物件が今回の主役。ポジティブに言えば「角地」「味がある」と言ったところでしょうか。ネガティブに捉えるなら『誰も通らなさそうな私道に挟まれた角地』『これ以上味をつけようがないほど味がある』という感じです。

まぁでも、こういう物件で隠れ家的にカフェとかしている人がいそうな感じはします。

管理会社から「物件の鍵空いてるんで好きな時に見ていいですよ」と聞いて来たんですが、鍵とかそういうレベルのアレではなかったです。犬とか豚でも入れます。

中はホラゲーの舞台にでもなってそうなボロさと暗さ。子供なら泣いてます。3DKの間取りはどこも和室で畳が年季でフカフカでした。こんなに嫌なフカフカってあるんですね。また、廊下も天井の一部が落ちている形跡があり、この先何が起きても不思議じゃないポテンシャルを感じました。

ちなみに建物は同じ間取りの連棟になっており、こちらは南側入り口。鍵が空いていると聞いてはいましたしそういうアレじゃないのは確認済みでしたが、もはや扉すらない。ここで私は思いました。「もしかしてこの物件はまだ建築途中なのかも」と。サグラダファミリア的にずっと工事をしているのであれば、100歩譲ってこの扉は納得できそうです。

さて、そんな現状は猫や牛でも中に入れるこの物件、695万円という価格で販売中。何をするにもまず工事で、あとはどうやって工事をするか一緒に考えましょう。

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