最近つくづく思うのですが、新築マンションの高騰っぷりはどうにかならんかということです。かく言う私も3年ほど前に新築マンションを購入したのですが、当時は概ね4千万円台で買えました。それが今や5千万円が最低ラインというマンションが大半で、買いたいけれどもローン返済のことを考えると二の足を踏む人が多いです。ただそれでも駅前の新築は軒並みSOLD OUTとなっている現状ですから、「高くても売れる」の流れが止まらないのでしょう。(誰か止めて)しかし、新築マンションが高騰しているのであれば、中古の選択肢もあります。というわけで、今回は個人的に気になった中古マンションの一室をご紹介します。
【千里山さつきヴィラ】
・所在:吹田市千里山竹園一丁目
・構造:鉄筋コンクリート造6階建
・築年月:1980年8月
・分譲会社:萬栄興産株式会社
・施工会社:株式会社松村組、株式会社日下組
・設計者:遠藤剛生建築設計事務所
・管理会社:東急コミュニティー
この千里山さつきヴィラは北大阪急行緑地公園駅から徒歩15分、竹林に囲まれた高級感漂うマンションです。外観も一風変わっているのでどんな人が住んでいるのか気になる、そんな特異なマンションだからこそこんなリノベーションが良く似合います。
リビング・ダイニングですが、床は無垢フローリングとパーケットタイルが共存しており、素材を変えることで視覚的に空間を間引いています。コンクリートの梁と深い色の木材が相性抜群でたまらないですね。カウンターにはハイスツールが並んでおり、ここまで晩酌の準備万端を整えられると飲まざるを得ません。
キッチンはL字のシステムキッチン。一般的なキッチンと違う点は、頭上の収納が無いこと。建物躯体を全面的に出しているため、収納は見えない足元に偏っております。生活感が見えるとデザインの良さも半減してしまうため、日々の掃除や雑貨のお片付けはより一層気をつけてください。
こちらは現状キッズルームとして使用している空間。ここのカーペットの色味とコンクリートの相性もまた良く、リビングとは違うモダンでスタイリッシュな雰囲気です。
そしてそのスタイリッシュさを保ったまま、反対側には寝室です。扉による間仕切りがないので動線がスムーズと言えますが、その代わりプライシーが保たれていないとも言えます。何事も一長一短なので、この仕様のままで大丈夫かは内覧時によくお確かめください。
トイレの床がチェッカーフラッグということで紹介もそろそろ終わりです。便器横に配管が走っているのも、昔のマンションならではですね。風呂もトイレも清潔感のある設備で普段使いに問題はございません。
この千里山さつきヴィラの一室ですが、価格は2,780万円です。73㎡の2LDK、しかもフルリノベーション済みの部屋が新築の半値近い価格で売っているわけですから、新居探しの際はぜひ候補に入れてください。単純にローンの金額だけで計算すると、5,000万円では13万円、 2,780万円では7万ちょい。毎月6万円の差は無茶苦茶でかいです。(35年、金利0.52%の元利均等返済で試算)
もちろん新築の良いところも山ほどありますが、中古リノベマンションも見比べてみると新たなライフスタイルが見つかるかもしれません。このクオリティの一室がこの価格なのは、ラッキーですよ。
物件情報
・北大阪急行緑地公園徒歩14分
・価格:2,780万円
・間取り:2LDK +WIC
・広さ:73.03㎡
・管理費:12,800円/月
・修繕積立金:18,800円/月
・物件番号:1048
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